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| 徳川無声 『話術』 より 正しい題名は 「座談十五戒」 です。 | |
| 【第1戒 】一人で喋るなかれ | | 会話の醍醐味は、ハナシを交すことです。徹頭徹尾、一人で喋っていたのでは、それは演説か講義であって、会話ではありません。 |
| 【第2戒 】 黙り石となるなかれ | | 会話はキャッチボールですぞ。こっちが何回ボールを投げても、構えてるだけで、少しも受けてくれないでは、もう投げようが無くなってきます。 |
| 【第3戒 】 反り返るなかれ | | 威張るということは、それが、総理大臣であろうと、大社長であろうとみっともないものです。話をする人間が、皆不愉快にさせられます。 |
| 【第4戒 】 馬鹿丁寧なるなかれ | | 謙遜は美徳に相違ないが、過ぎたるはやはり困りものです。会話にはバランスが肝要です。 |
| 【第5戒 】 お世辞屋たるなかれ | | ある程度まで社交的辞令を使用することは、必要であります。しかし、これも度を越すと、相手を喜ばせるどころか、反対にいやがられて、敬遠されるようになります。 |
| 【第6戒 】 毒舌屋たるなかれ | | 悪口というものは、本来よくないに定ったものですが、これも用い方如何によって、会話の醍醐味を増す調味料となります。しかし、その場合にも相手の急所は避けなければなりません。 |
| 【第7戒 】 コボシ屋たるなかれ | | 他人の顔さえ見れば不平を並べる、苦痛を訴える。聞かされる方はウンザリしてしまうのであります。コボシということも、薬味をあしらうように、チョッピリ用いると、ご愛嬌にもなるし、同情もひく。 |
| 【第8戒 】自慢屋たるなかれ | | やたらに自慢する人がある。こういう人物は、世の中を見る視野が狭小で、何でも自己中心にしか考えることができないからです。自慢をして、相手に好感をもたれる場合は、殆ど絶無です。 |
| 【第9戒 】 酢豆腐たるなかれ | | 何でも知ったかぶりをする人があります。これも相手から嫌われるハナシ方です。『酢豆腐』は落語からきています。 |
| 【第10戒】敬語を忘れるなかれ | | 座談をしていても、敬語がでたらめに使用されると、不愉快になります。 |
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