人に嫌な感じを与える話し方の一つに、相手の話に否定的に対応する話し方があります。これなども本人はなかなか気がつかないマイナスの習性です。人は自分の話を否定されたと感じると間違いなく不快になります。加うるに話し方に押し付けるようなニュアンスを感じると人は去りたくなります。

こういう話し方をする人は、性格的に強く、自分をしっかりと持っている人に多い傾向だと思いますが、その強さが人に圧迫感を与えるのです。強さは大切ですが、内に秘めておくのが賢明です。昔から「能ある鷹は爪をかくす」と言うでしょ。
人との会話で極めて大切なのは、相手の話をまず肯定的に受けとめることです。否定的に反応する前に、「そうね」といったん相手の話を受け入れれば信頼関係は保たれます。相手の話を受け入れてからそのあとで、「でも、私はこう思うよ」と言えば相手の感情が傷つくことはありません。
またこれと似た話し方に高慢な感じを与える人がいます。高慢さには、他者への思いやりが欠けていて、「私が、私が」というエゴが見え隠れしています。でも人は皆、こういう過程を通ります。そして人間関係でさまざまなストレスを受け、より正しい方向へ自己学習していきます。これが自分を磨くということであり、失敗あればこその自己完成なのです。